最近、パパ友と話していて興味深い話を聞いた。
彼は結婚して10年になるんだけど、奥さんとの関係は良好。子供も2人いて、家族仲も悪くない。
でも彼はこう言った。
「家族は大切だし愛してる。でも、なんていうか…満たされない部分があるんだよね」
これ、すごく正直な話だと思う。
読んでくれてる人の中にも、恋人や旦那さんがいるけど、どこか満たされない気持ちを抱えてる人がいるんじゃないかな。
そしてそんな自分を「浮気性なのかな」「我儘なのかな」って責めてしまう。
でも私は思う。これって人間として自然なことなんじゃないかって。
1人の人に全てを求めるのは無理がある
前回コーヒーの話をした。
コーヒー好きの人に「紅茶しか飲んじゃダメ」って言うのはおかしい。でも同時に、コーヒーが嫌いな人に「コーヒーを飲め」って強要するのも間違ってる。
人間関係も同じだと思う。
例えば、読んでくれてる人が:
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深い話をしたい気分のとき
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ただ楽しく笑いたい気分のとき
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一人でゆっくりしたい気分のとき
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誰かに甘えたい気分のとき
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刺激的なことをしたい気分のとき
こんな風にいろんな気分や欲求があるよね。
でも1人のパートナーが、これら全てに完璧に応えられるかっていうと…難しい。
彼が深い話が苦手なら、読んでくれてる人の「深く語り合いたい」という欲求は満たされない。
彼が刺激的なことが嫌いなら、読んでくれてる人の「ドキドキしたい」という気持ちは行き場がない。
これって、どちらが悪いわけでもないんだよね。
欲求を殺すことの代償
私の知り合いの女性で、こんな人がいた。
彼女は大阪の人で、すごく社交的。いろんな人と話すのが好きで、新しい場所に行くのも大好き。
でも付き合ってた彼氏は真逆のタイプ。家でゲームをするのが好きで、外出も最小限。人付き合いも苦手。
最初は「彼に合わせよう」って思って、彼女は自分の欲求を押し殺してた。
友達との食事も断る。新しいお店に行きたくても我慢。家でじっとしてる時間を増やした。
結果どうなったか。
半年後、彼女は明らかに元気がなくなってた。笑顔が減って、なんだかいつもイライラしてる。
そして最終的に、彼氏との関係も悪化した。
我慢してるストレスが、些細なことで爆発するようになったから。
「なんで私ばっかり我慢してるの?」
「あなたは楽でいいよね」
こんな言葉が出るようになって、結局別れることになった。
これって、本当にもったいない話だと思う。
私自身の失敗体験
実は私も同じような失敗をしたことがある。
20代前半の頃、本当に好きになった人がいた。
彼女に全てを求めてしまった。恋人としても、友達としても、相談相手としても、遊び相手としても。
「君がいれば他に何もいらない」みたいなことを本気で思ってた。
でも現実は厳しかった。
彼女は読書が好きで、静かに過ごすのを好む人だった。一方で私は、たまにはワイワイ騒ぐのも好きだし、スポーツも好き。
最初は「彼女に合わせよう」って思った。読書の時間を作って、静かなデートばかりするようになった。
でも段々しんどくなってきた。
友達と遊ぶ時間を削って、彼女との時間を最優先にしてたけど、なんだか息苦しい。
そして彼女も同じだった。
私が「もっと一緒にいよう」「もっといろんなことをしよう」って求めすぎて、彼女も疲れてしまった。
結果、お互いが相手に求めすぎて、関係が破綻した。
今思えば、1人の人に全てを求めるのが間違いだったんだよね。
「本当はこうしたい」を大切にする
読んでくれてる人に聞きたい。
今、心の奥で「本当はこうしたいな」って思ってることはない?
例えば:
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もっといろんな人と話してみたい
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新しい場所に行ってみたい
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おしゃれなレストランで食事したい
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文化的な体験をしてみたい
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ちょっとドキドキするような経験をしてみたい
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誰かに思いっきり甘えてみたい
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自分の話を真剣に聞いてもらいたい
こういう気持ちがあったとして、今のパートナーがそれに応えられないとしたら。
「我慢するしかない」って諦める必要はないと思う。
もちろん、パートナーを裏切るような行為はダメ。でも、自分の欲求を完全に殺してしまうのも健康的じゃない。
私が関わってきた女性の中で、輝いて見える人って、自分の欲求に正直な人が多い。
関西の女性で、旦那さんとは家庭的な時間を過ごして、私とは文化的な話をする人がいる。
「夫は家族としては最高のパートナー。でも美術館巡りとかには全然興味がないから、そういう話は別の人としてる」
こんな風に言ってた。
彼女は旦那さんのことを愛してるし、家庭も大切にしてる。でも同時に、自分の知的好奇心も満たしてる。
結果的に、家庭でも穏やかで優しい奥さんでいられるし、私といるときは知的な会話を楽しんでる。
これって、誰も損してないよね。
正直になることで関係が良くなる
面白いことに、自分に正直になると、すべての人間関係が良くなることが多い。
さっきの関西の女性の話の続き。
彼女が美術館や読書の話を私とするようになってから、旦那さんとの関係も良くなったって言ってた。
なぜかって言うと、旦那さんに「美術の話を聞いて」って求めなくなったから。
その代わり、旦那さんが得意な家庭的な時間や、一緒にテレビを見る時間を心から楽しめるようになった。
「前は『この人はなんで私の話に興味を持ってくれないんだろう』ってイライラしてた。でも今は『この人は家庭を大切にしてくれる素敵な人』って純粋に思える」
こんな風に話してくれた。
つまり、自分の欲求を適切に満たすことで、パートナーに対する不満やイライラが減ったってことなんだよね。
罪悪感を手放す
でも多くの人が、こういう考え方に罪悪感を持ってしまう。
「パートナー以外の人に求めるなんて、浮気みたい」
「1人の人を愛してるなら、その人だけで満足すべき」
こんな風に思ってしまう。
でも私は思う。人間はそんなに単純じゃないって。
読んでくれてる人だって、友達と話すときと、家族と話すときと、職場で話すときは、違う自分を出してるよね。
それぞれの関係で、違う部分の自分を満たしてる。
恋愛関係だけ「1人で全て」を求めるのは、むしろ不自然なんじゃないかな。
大切なのは:
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相手を尊重すること
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嘘をつかないこと
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約束を破らないこと
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相手を傷つけないこと
これらを守った上で、自分の欲求も大切にする。
そのバランスを見つけることが、健康的な関係につながると思う。
まとめ:自分に正直になる勇気
最後に、パパ友の話に戻る。
彼はその後、奥さんと話し合ったらしい。
「君のことは愛してるし、家族は何より大切。でも時々、違う種類の刺激も欲しくなる。それは君が足りないからじゃなくて、人間として自然なことだと思う」
最初奥さんは驚いたけど、話し合いを重ねるうちに理解してくれたって。
そして奥さんも「実は私も、たまには女友達とおしゃれしてお茶したりしたい」って打ち明けた。
今では、お互いが適度に自分の時間を持ちながら、家族の時間も大切にしてる。
結果的に、夫婦関係も前より良くなったらしい。
読んでくれてる人も、自分の「本当はこうしたい」という気持ちを否定しないでほしい。
それは我儘でも浮気心でもない。人間として自然な欲求だから。
大切なのは、その欲求とどう向き合うか。誰も傷つけずに、自分も満たされる方法を見つけること。
そのために必要なのは、まず自分に正直になる勇気なんだと思う。